貝象嵌
象嵌における加飾法を独自の技術として極める

宝石のような輝きを持ちつつも品のある、奥ゆかしい美しさ。そして生まれた「象嵌箸」。

製品のご案内

豊かな輝きを嵌める

しっとりとしたツヤのある黒檀や高級家具材として用いられるウォールナットに施された、豊かな真珠層の輝き。
光が当る角度によってその表情をかえる、それが貝象嵌(かいぞうがん)の魅力です。貝象嵌とは、素材である「貝」を、様々な形に「象(かたど)」って、木に「嵌(は)」める…読んで字のごとくの技法。木地にモチーフに合わせた彫りを入れ、貝殻の内側にある真珠層を、同じモチーフにかたどり、寸分違わずはめ込んでいきます。
※商品は全て岩手の地で作られています。

「象嵌箸」が古来の伝統技術を独自のものに極める

漆器などに多く用いられる加飾法・螺鈿(らでん)も同様の加飾法ですが、こうした伝統技術をベースに、夢工房が1999年より試行錯誤しながら技術を高めて作ったのが「象嵌箸」です。もともと夢工房で扱うのは、主に小さな生活雑貨。その中でも箸にいたっては、約9mm の幅の極限まで細かな模様をはめ込んでいくため、技術を極める必要があったのです。

素材の良さを引き出す洗練された「象嵌箸」

すべては貝象嵌の美しさを知ってほしいとの思い、それが「象嵌箸」が生まれた理由。 漆黒の木肌や自然の色合いが美しい銘木・黒檀(こくたん)を素材として選びつくったのが、「象嵌箸」の始まりでした。 そして、初めて参加した全国見本市で象嵌箸の美しさに触れていただいことでご注文が入り始め、様々なご要望もあり、箸以外にも次々と貝象嵌の製品が生まれていったのです。特に2度目の受賞となる「第49回全国推奨観光土産品審査会 経済産業大臣賞」を受賞した黒檀箸置は、漆黒の木肌のなめらかさを生かすようにゆるやかなカーブを持たせ、日本の四季の美しさや縁起ものなどのモチーフを組み合わせることで、幅広い年齢の方々にご利用頂いております。

「象嵌箸」のこれから

皆様のおかげで広く知っていただけるようになった夢工房の「象嵌箸」。
それゆえに、デザイン性や品質もますます高まり、私たちの技術や工夫も日々更新されていくのです。

黒檀(こくたん)

細工用の木材として家具や建材、楽器等に多く使われる。ゆっくり成長するため、材質が非常に緻密で材の中心部が黒いのが特徴。なお、成長の遅さから、数があまり出ない稀少樹木でもある。

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